ボリンジャーバンド(Bollinger Band)
米国のジョン・ボリンジャーが開発した手法です。株価が移動平均線の周りに正規分布していると仮定し、株価の分析に標準偏差という統計学の概念を盛り込んだのが特徴で、日本でも利用する人が多い代表的な分析手法の1つです。
移動平均線と、移動平均+2標準偏差(σ=シグマ)、移動平均線-2標準偏差の3本のラインを引き、これに株価のチャートを重ねて描きます。統計学では平均値+2標準偏差と平均値-2標準偏差の範囲に株価の約95%が含まれているとされますが、実際、株価は移動平均線-2標準偏差まで下降してくると反発に転じることが多く、逆に移動平均線+2標準偏差まで上昇してくると反落に転じる場合が多く見られます。
しかし、大きな材料が出た場合や大きな反動が出る場合には、この+2標準偏差や-2標準偏差を押し広げるように動きます。そこで、ポジションは基本的に順バリとし、+/-2標準偏差に接近してきたときには、別の指標も利用してポジションをキープするか、手仕舞うかを判断します。
ボリンジャーのウェブサイト(https://www.bollingeronbollingerbands.com/)
※ 日経平均株価は日本経済新聞社の著作物です。