マーケットの魔術師たちの用いる取引戦略とその有効性
2月23日
- セミナー(数理研究部):『マーケットの魔術師たちの用いる取引戦略とその有効性』
- 講師:森谷 博之氏
- 場所:事務局セミナー室(兜町平和ビル4階)
- 日時:2月23日(火)18:30~20:00
- 内容:シュワッガーの代表的な著書「マーケットの魔術師(パンローリング)」で紹介されている株式トレーダー、ウイリアム・オニールとデビット・ライアンは、リラティブ・ストレングスを投資指標の一つに採用しています。この指標の有効性について実データを用いて検証してみようと思います。有効性の考察には、ラリー・ウィリアムズのウィル・スプレッドとウイリアム・シャープのポートフォリオ・ベータを参考として加えます。ウィル・スプレッドは「ラリー・ウィリアムズの短期売買法(パンローリング)」で紹介されている投資指標のひとつです。そして、これらの比較からシュワッガーの「マーケットの魔術師」シリーズに出てくる多くのトレーダーたちが、独自の運用手法を開発せよと言っている意味を深く掘り下げ、投資戦略の多様性について考えます。
- 講師紹介:
- 森谷博之氏
- 1980年3月上智大学理工学部化学科卒業
- 1986年11月ストラッスクライド大学経営大学院経営学科卒業MBA取得
- 1998年11月ヘリオットワット大学エジンバラ経営大学院卒業MBA取得
- 1999年12月ロンドン大学SOAS MSc in Financial Economics
- 1987年1月コメルツ銀行東京支店 入行後、ファーストインターステート銀行東京支店、スタンダードチャータド銀行東京支店を経て、
- 1995年3月-1998年6月アフリカ開発銀行 象牙海岸共和国
- オックスフォードファイナンシャルエデュケーション代表取締役社長、住商キャピタルマネジメント株式会社上級コンサルタントなどを経て現在シンガポールベースのアセットマネージメント会社 quasars22 を運用
- 著書・翻訳書など
- 「シュワッガーのテクニカル分析」、「外国為替のオプション」、「為替オーバーレイ―CFA Institute(CFA協会)コンフェレンス議事録」、「デマークのチャート分析テクニック」、「金融リスクの理論」「〈入門〉経済物理学 暴落はなぜ起こるのか?」、「秘密の国 オフショア市場」、「物理学者、ウォール街を往く。―クオンツへの転進 」、「実践的ペアトレーディングの理論」「コトラーの資金調達マーケティング 起業家、ベンチャー、中小企業のための投資家獲得戦略」など、その他、リスク管理、経済物理学に関する論文を多数