MENU

NTAA 国際テクニカルアナリスト連盟(IFTA)加盟 日本テクニカルアナリスト協会 特定非営利活動法人(NPO法人)

セミナー

太陽黒点数と日経平均株価~連動仮説の復活~

5月29日

  • セミナー(数理研究部):『太陽黒点数と日経平均株価』~連動仮説の復活~
  • 講師: 山田 雅章氏(正会員)東海東京証券株式会社
  • 場所:事務局セミナー室(兜町平和ビル4階)
  • 日時:5月29日(金)18:30~20:00
  • 内容:太陽黒点数と経済活動の関係については古くから学説があります。わが国については、西宮史朗氏が太陽黒点数と日経平均株価の関連を研究した成著があります。西宮氏は上梓した1989年4月の時点で日経平均株価のピークを1989年、太陽黒点数のピークを1990年と予測しました。予測は的中しましたが、西宮氏の予測は因果関係の面が弱く、太陽活動が日経平均株価に影響を持っていると考える連動仮説には必ずしも整合していません。実際、1990年前後を含む第22太陽周期以降は、それ以前で見られた連動性は見られなくなりました。しかし、足元の第24太陽周期を調査したところ、かつてのような連動性が成り立つ状態で推移しています。今回は、太陽黒点説の周辺の解説と、ノイズの大きい日次太陽黒点数に対してカルマンフィルターによる平滑化をした時系列を用いて、西宮氏の研究を再確認し、さらに分析期間の延長をおこなった結果を紹介します。
  • 講師紹介:1981年新潟大学大学院数学科修士課程修了。ソニー半導体事業本部IC設計部、文部省高エネルギー物理学研究所衝突ビーム測定器研究系文部教官助手を経て、1987年山一証券経済研究所入社。その後、QUICK総合研究所金融工学研究部副主任研究員、東海インターナショナル証券営業企画室次長、住友信託銀行市場金融部審議役を経て、2007年東海東京証券入社。専門は複雑系デリバティブ、仕組み債のプライシングツール開発(計算式導出から実装まで)および金融工学によるリスクアドバイザリー。最近、テクニカル手法を用いたシステムトレードのロジック開発を開始。

 

各種リンク

こちらをクリックしてください

こちらをクリックしてください