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NTAA 国際テクニカルアナリスト連盟(IFTA)加盟 日本テクニカルアナリスト協会 特定非営利活動法人(NPO法人)

価格水準から見た場合

株価水準とファンダメンタルズ分析

株価論には二つの種類がある。水準の論理と変化の論理である。そして、より重要なのは水準論の方である。いま仮に100円の株価、1000円の株価、5000円の株価を考えてみよう。何故株価水準が違うかは明瞭である。株式を利潤証券と見た場合、株価水準は配当金(収益力)に由来し、物的証券と見た場合には一株当たり純資産に由来している。ソニーの5000円、三菱地所の1000円、川崎製鉄の100円はこうして説明される。しかし、配当金(収益力)や企業資産は一定不変ではなく、時に変化する。とくに継続的な変化はその企業が成長期、あるいは衰退期にあることを示し、株価を考える上で重要である。そこで、確固たる水準観を得るために、その企業の配当金や収益力、資産の状況(基礎的条件=ファンダメンタルズ)を調べる必要がある。この立場を一般にファンダメンタル学派と呼び、株価変化を重視するテクニカル学派の対立概念となっている。

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