トレンド・ラインによるカウンティング
相場がある方向性を持って推移している場面では、サポート・ライン(節目となる安値を結んだ線)やレジスタンス・ライン(節目となる高値を結んだ線)を将来方向に延長することで目標値を得ることができます。上昇局面、下降局面、横這いの保合局面のいずれでも可能です。
相場を取り巻く環境が安定している場面では、価格は一定の変化幅を持って変動しながらトレンドに沿って推移することが良くあります。このような場面では、価格がサポート・ライン近辺まで下げてくると反発し、上昇してレジスタンス・ライン近辺まで来ると反落に転じるという動きを繰り返します。そこで、それまでのトレンドが継続すると考えて、サポート・ラインとレジスタンス・ラインを将来方向へ延長し、サポート・ラインを買いの、レジスタンス・ラインを売りの目標値とします。実際には、それぞれ反転を確認してから行動を起こすことになります。もし、これらのトレンド・ラインを大きく突破する展開となった時には、トレンド自体が変化した可能性がありますから、目標値はご破算にします。
※ 日経平均株価は日本経済新聞社の著作物です。